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吉澤 俊輔

Author:吉澤 俊輔
1978年 1月 1日 生まれ
北海道は自然豊かな島牧村で育つ。
木の家具を作っています。
宿をやっています。
自然と人、人と人とをつなぐ
そんな暮らしができたらいいな

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2010/02/12//Fri * 00:08
●○mono letter 2

島森さんの卒業研究

人(作り手)ともの、ものと人(使い手)をつなぐ使者。

「mono letter」

僕のカッティングボード、ペンケース、箸箱に命が宿り素敵なご家族の元に届けられました。



カッティングボードに添えられた「mono letter」:

北海道の森から わたしをつかってくれるあなたへ

こんにちは、はじめまして!
わたしは、カッティングボード。イタヤカエデという木から生まれました。
わたしのじまんは、白くすきとおった白い肌!
これが、世界一の切れ味である日本のかんなでていねいに削られて、こんなにすべすべになったんですよ。
ほら、ほおずりをしてみてください。すべすべでしょ?

きれいすぎて、包丁をいれられない・・・なんていわないでくださいね!
イタヤカエデは緻密でかたいので、しっかりと包丁を受け止めてくれます。
それも、「トン」という心地よい音付きです。
角にある丸い穴は、かべにかけられるように、ななめの切り込みは、持ち上げるときに指がっかりやすいように・・・わたしからのささやかな気遣いです!
パンやチーズといっしょに、なべしきなどにもお使いください。
やさしい木のぬくもりがテーブルを和ませてくれることを願って・・・

イタヤカエデのカッティングボードより



箸箱に添えられた「monoletter」:

北海道の森から ぼくらを使ってくれるあなたへ

やあ!こんにちは!
ぼくらはさくらの木から生まれた、おはしとおはしばこ。
おべんとうといっしょに、いろんなところにつれていってほしいな!

そうそう、さくらの木ってね、春ほかの木たちがめぶくまえに、一番乗りで花を咲かせるんだよ。
あと、さくらの木って、削るとアマーイいいかおりがするんだよ。

この形は、つかいやすさと、さくらのきのもくめが一番きれいにでるデザインなんだ。
つかいごこち、どうかな?
木のかたまりを、ノミでざくざく・・・とっても根気のいる作業なんだ。
かたまりから掘り出されたので、ふたとはこのもくめがつながるよ!

気をつけてほしいことがあるんだ!
ぼくらをあらうときは、なるべく洗剤は使わないでほしいんだ。あと、洗ったあとは金属のもの(包丁とか)といっしょにおいておくと、仲が悪いから、ぼくらくろくなっちゃうんだ。よろしく!

お弁当やごはんがもっともっとおいしくなるようにがんばるね!これからもよろしく



ペンケースに添えられた「mono letter」:

北海道の森から 私を使ってくれるあなたへ

はじめまして!私はクルミの木から生まれたペンケースです。
まず、わたしの紹介をしますね。

もとは、私、クルミの木だったんです。それも漁師のおじさんにひろわれ木だったんですよ。
もうすこしで薪になるところだった!あぶない、あぶない・・・

わたしのじまんは、なんといっても木で出来た蝶番です!
この部分は、クルミの埋もれ木だったんです。
尻別川の底で、数千年の間眠っていた木でした。長い年月地中にある間に、地中の鉄分と木の中のタンニンが反応して、こんなふうにいい具合の黒になりました。
薪になるはずの木と、土に還るはずだった木が出会い、ぼくが生まれたんです!

ぼくの旅ははじまったばかり、またきっと、すてきな出会いがまってる。
よい旅にしたいですね。これからもよろしくおねがいします!



カッティングボードはお母さんへ、箸箱はおとうとさん、ペンケースはおにいちゃんに届けられこんなお返事をいただきました。



カッティングボード:

いたやかえで様
すてきなお手紙ありがとう。
包みを開けたらすべすべの木肌で、私が探していた形にぴったりのあなたが現れたのでとてもうれしくて、抱えたままさすさすしていました。
果物やケーキを切ったり、花器やお茶をのせてトレーにしてみたり・・・何を合わせても可愛らしく温かい空間になるのであなたと過ごす時間は心やすらぐ幸せのひとときです。
この出会いに感謝を込めて・・

箸箱:


さくらのさっくんへ
つるつるでいいにおいのさっくんは、大すきです。
きみでたべるごはんはおいしいよ!
たべたらちゃんとおうちにしまうからね。
さっくんいつもありがとう!


ペンケース:

蝶番素敵ですね!木目もシンプルなボディによく映えていて、とっても良い感じです。
それにこの独特の光沢感も・・・手触りもすべすべ、さらさらしていて。
流木と埋もれ木だからこそ、この木の味が出るんですね。
クルミの木が好きになってしまいました。中もすごく丁寧に磨かれていて。
あけ心地も固すぎずゆるすぎず、ちょうどいい加減です。
私の大切な絵の道具を詰め込みたくなっちゃいました。

PS.愛情を込めて、ここは一つフランス語でノア(noix.くるみ)と呼ばせてね!
末永くよろしくなのです。
北海道の街の、あなたを使わせてもらう私より




パソコンの画面では無機質な文字になってしまいましたがこの文章は全て木の板に直筆で書かれ届けられました。
それもお母さんの文字がとってもとっても上手で手紙ってこんなに人を幸せな気持ちにしてくれるんだって言うくらい嬉しかったです。
さっくんをお家にしまうからねと、箸箱を箸のお家にたとえてくれたお子さんの無垢な表現力にも心を和ませられました。
こんなご家族にもらわれていった僕のmono達はきっと幸せな日々を過ごしていることだとおもいます。
いつかまたちょっとおませになった姿を見に行きますからね!
人とものをつなぐものがお金に取って代わってしまった現代に本当に大切な心の部分を届けてくれた「mono letter」
島森さん、「mono letter」を通じた素敵な出会いをありがとう。

「mono letter」が卒業研究の中で優秀賞に選ばれ札幌の市役所で展示されるそうです。
3月1~5日、お近くの方ぜひ見にいらしてください!


今回、北海道の作家さんの作品を扱っている札幌のカナタアートショップ(http://shop.kanata-planning.com/)
さんを通じてこんな企画が出来上がりました。
あらためて人との出会いに感謝です。






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