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吉澤 俊輔

Author:吉澤 俊輔
1978年 1月 1日 生まれ
北海道は自然豊かな島牧村で育つ。
木の家具を作っています。
宿をやっています。
自然と人、人と人とをつなぐ
そんな暮らしができたらいいな

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2012/12/29//Sat * 18:06
●○聖なる森へ

今日はたぶん今年最後の晴れの日になりそうだったので、森の守り神ともいえるブナの大木に会いに行きました。
根元の直径は2m近く、枝を天にむけ大きく広げた姿はいつ会っても勇壮です。

DPP_1167.jpg

途中で雪面にくっきりとのこる熊の足跡を見つけました。
この積雪なのでもう冬眠に入っていておかしくない季節、もしかしたら近くに巣穴を見つけることができるかもしれないと、ちょっとワクワクしながら足跡を追って見ることにしました。

DPP_1169.jpg


木々の間を縫うように急な斜面を下り、冬でも水を湛え続ける沢を渡り、一つ山を超え、氷結した川を渡りさらにどんどんと山の奥地へと足跡はつづいていました。
所々岩陰にある横穴を見つけては覗いている跡があったので確かに熊は寝床を探しているようでした。

DPP_1171.jpg

いつしか森は、太古より人の手が入ることのない原始の森へ。
みずなら、いたやかえで、はりきり、ぼだいじゅなど直径が1mをこえる大木があちこちにたたずむ聖なる森です。
標高が上がるに連れブナの木が混ざりはじめ、やがて森はブナの純林へと変わっていきました。

DPP_1174.jpg

あたりはしーんと静まりかえりときおり木に積もっていた雪が日差しに温められて音もなく舞い落ちてゆきます。
シジュウカラやゴジュウカラなどの小鳥たちは枝から枝へと元気にとびまわります。

DPP_1173.jpg

ここには人間社会のわだかまりも常識もなくすーっと心のなかが解放されてゆくような純白の世界です。

DPP_1178.jpg

普段の生活の雑踏のなかで私達は忘れてしまいがちです。この地球は人間だけのものではなくてたくさんの命がおりなす一つの生命体だということを。
ここにあるのは、日が昇り暮れてゆくという時間の概念と、雪にとざされると共に冬を迎え、厳しい冬を乗り越えた先に緑の大地に包まれる春が訪れるという、自然の風景が教えてくれる季節の概念だけです。悠久のときの流れの中に私達人間もいることを森はいつも教えてくれます。
そんな森が僕には愛おしいほど美しく見えるのです。
自然の風景や景色、動物たち植物たちの営みが美しいと思うのは、自然が私たちに生命の源とはなにかを語りかけてくれているように思うのです。

半日ほど熊の足跡を追いましたが、日も暮れかけ、結局熊の寝床を見つけることはできませんでした。
ぼくはまだ、神々の住まう森の一端に立ち寄っただけなのかもしれません。


:今日も風と太陽が作ってくれた自家発電の電気でブログ更新中。

PS
今年もたくさんの方々に読んでいただけてとても嬉しかったです!
みなさんも良いお年を!!



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