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吉澤 俊輔

Author:吉澤 俊輔
1978年 1月 1日 生まれ
北海道は自然豊かな島牧村で育つ。
木の家具を作っています。
宿をやっています。
自然と人、人と人とをつなぐ
そんな暮らしができたらいいな

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2012/02/26//Sun * 22:32
●○風力発電記

スロウ30号が発売中です!
今回はエゾシカの特集。
といっても、食としてのエゾシカです。
今、北海道ではエゾシカが増えて食害が問題になっています。
僕の周りでもエゾシカの猟をする人が増えています。
いつも遊びに来てくれる友達も紙面に登場!

僕の積み木もちょっぴり出てきます。

そして、スロウの委託販売店限定の幻の小冊子にエッセイを書かせてもらいました!
幻だけではもったいないので(笑)ここでも紹介しちゃいます!

子供のころから作文は大の苦手。
いつも夏休みや冬休みの作文の宿題を休みの最後の夜に両親に怒られながら泣く泣く書いていたのを思い出します。
そんな僕が人様に読んでもらう記事を書いているんだから人生って何が起きるかわからないですね。




「風力発電記」

今、僕がこの記事を書いているパソコンの電気は、「風」が作ってくれたものだ。
今日も猛吹雪の中を風車が元気に回って快調に発電中!
いつもはただ厄介者の冷たい北風も、神様みたいに思えてくるので不思議なものだ(笑)
僕が風力発電を始めたきっかけは、やはり昨年の原発事故。
たくさん思うところがあったが、自分にできることはなんだろうと考えあぐねた結果、自分で発電をしてみようと思い至った。

それでも最初は何をどう始めていいかさっぱりわからなかった。
そんな折、以前札幌で一度お会いした、フリーライターのはらみづほさん(スロウにも登場)が洞爺の「ちぁいはな」さんで自給自足暮らしのレッスンを受けながら、太陽光発電の自家発電生活をしているという噂を耳にした。
ここはやはりパイオニアの足跡をたどろうと、訪ねることにした。
ちょうどその日は自給自足レッスンの終了式イベントが開かれていて、「ソーラーのらや」のテンさんという人も講演にやってきた。
テンさんは父母子供2人の家族4人で福島原発から30キロ圏の静かな山の中に、自ら林を切り開き家を建て、沢から水を引き、自然農で畑を耕し、太陽光発電で使う電気を100%まかなう、そんな‘スーパー自給暮らし’をしてたそう。
長年かかって自ら作り上げた楽園のような住まいを、もちろん原発事故で追われることになる。
そして、何より感動的なのは、自らの住まいを失いながらも車で避難生活をしながら、ライフラインがストップした被災地各地を回って太陽光発電機を設置し、生活に最低限必要な電気を支援する活動をしていたことだ。

そんな人々との出会いに背中を押され僕も自家発電への一歩を踏み出すことになったのです。

太陽光発電も考えてみたのですが冬の日本海側はほとんど太陽が望めない。
そこで、冬の間とめどなく吹く北風を頼りに「風力発電」に挑戦してみることにした。
まず風力発電機を購入。
出力は600W、3枚羽で直径が1,3mくらい、実物が届いてみると結構な迫力だ。
自家発電に必要なのはまずは
・発電機(風力、太陽光、水力など)
・バッテリー(ディープサイクルがいいが車のでもOK)
・充電をコントロールするチャージコントローラー、
・バッテリーの直流の電気を家庭用の交流に変換するインバーター
この四点セット。
そして、中学生くらいの理科の知識と好奇心!


取り付けの当日、高山の森林たくみ塾時代の友達ノリさんと、みづほさん、そしてスロウでもおなじみの、黒松内のきこりさん後志自由市場を計画している幸所さんも駆けつけてくれ、まずはみんなで、風車を取り付けるやぐらを建てた。
風車はタンカンパイプの先に付け、やぐらに固定。
青空が除く11月の空に向かって、三枚の羽が広がった。

数日前に太陽光発電インストラクターのイオさんこと早川さんと一緒に試運転した甲斐もあって配線もスムーズにつなぐことができた。
これから風車が回って電気が作られると思うとわくわく気持ちが高揚してくる!
羽を固定していたテープをはずすと、海からの冷たい風に向かってゆっくりと羽は回り始めた。
みんなの「お~っ」という歓声ともにシュルシュルっという音を立てあっというまにものすごいスピードに!!
そして、バッテリーの先につないだ電球に明かりが灯り、感動の瞬間が訪れた!!
風が作った電気で明かりが灯っていると考えるとなんだかいとおしくなった。
しばしみんなで電球の明かりに見入っていた。

今、発電した電気は僕の木の家具のショールーム兼住まいに引かれ、一室の電気をまかなっている。
普段使っているのは、照明とパソコン、ケータイの充電くらい。
残念ながら今の設備だけでは大きな電力を使うものまでは使えない。
それでも風が吹かない日は電気を使うのを控えたり、電気がなくなったときは早めに寝たり、
そんな自然の摂理に従った不便さが、妙にうれしかったりする。
春からは太陽光パネルも取り付けてハイブリットに!
いつか木工機械も自然エネルギーで作った電気で動かしたいと、夢を膨らませている。
自然豊かな北海道の大地には自然エネルギーの可能性がいっぱ~い詰まっている、それを実感させてくれる自家発電生活。
皆さんも始めてみませんか?

風車の前で


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