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吉澤 俊輔

Author:吉澤 俊輔
1978年 1月 1日 生まれ
北海道は自然豊かな島牧村で育つ。
木の家具を作っています。
宿をやっています。
自然と人、人と人とをつなぐ
そんな暮らしができたらいいな

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2009/11/29//Sun * 23:01
●○ブナの森の講演会

BUNA

黒松内でブナの森に関する講演会があるということで聞きに行ってきました。
東北大学大学院の教授、中静さん、そして黒松内で長年ブナの研究をしている方々からたくさん興味深いお話を聞くことができました。
普段僕たちには聞こえていない樹木のささやきにじっと耳を澄ませているんですね。

一言にブナの研究といってもそのテーマはさまざま。

島牧も含め黒松内までの一帯は北限域のブナ林、ブナは温帯に分布する森ということで約1万年前の氷河期が終わって温暖な気候が続いてから少しずつ北へ北上してきました。
約6千年前に本州から北海道に渡り、それから徐々に北上、黒松内までたどり着いたのが約千年前と言われています。
足のない樹木がどうやって前進していくのか?
勢力の強いブナは少しずつ他の樹木を圧倒していくのですが、津軽海峡をどうやって渡ったかなどまだ解明されてないことがたくさんあります。
一つは鳥が運んだという説。
そこで今黒松内では実際にヤマガラやカケスといった鳥がどのくらいブナのみを運ぶのかという調査をしているそうです。
発信機をつけて運んだ実の場所を探すという宝さがしのような地道な調査です。

北海道のブナと本州のブナの葉の大きさの違い?
北に行くと行くほどブナの葉は大きくなります。
日差しの弱い北国では短い時間にできるだけたくさんの光合成ができるように、そうやってちゃんとブナは自分の命を守るために進化していくんですね。

ブナの実の豊凶作。
ブナは毎年同じように花を咲かせ実をつけるわけではありません。
5~7年に一度豊作の年を作ります。
凶作の年をつくることでブナのみを餌としているネズミなどの小動物や昆虫の数を減らしその後に豊作にすることで自分の子孫をたくさん残そうとしているといわれています。
そしてその豊凶作は一本の木だけでなく森全体の樹木が心を一つにしたかのようにいっせいに行うのです。
樹木はじっとそこに立っているだけのように思えますが体中でこの世界のことを感じお互いつながりあっているのかも知れませんね。

ブナと雪、笹、との関係、
ブナと熊のかかわり、
ブナと人のかかわり、
ブナの森の再生、
ブナの森一つとっても研究のテーマはたくさんあります。
(詳しく知りたいかたは黒松内ブナセンターのブナの基礎知識http://www.host.or.jp/user/bunacent/bunadata.htmlみてみてください)

森の中では全ての生き物たちが関わりあって生きています。
樹木も動物も小さな花も、キノコもコケもしだも昆虫もバクテリアも。
私たち人間もこの地球の生態系の一部であることにかわりはないのですが、
多様化した普段の生活の中でそれを実感することが少なくなってしまいました。
いま、自然と人のかかわりを実感できる暮らしをもう一度取り戻さなければいけないときに来ています。

自然の摂理を深く知ること、
そこには今私たち人間がどう生きるべきかというこたえがたくさん詰まっているような気がします。








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